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シュレーダー元独首相がプーチン大統領の誕生日会に出席し波紋

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ドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相(82)が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の誕生日会に出席したことが報じられています。この出来事を受けて、ドイツ国内では強い批判の声が上がっているほか、現政権からも厳しい見解が示されています。

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出来事の経緯とロシア大統領府の発表

ロシア大統領府(クレムリン)の発表によると、プーチン大統領は、シュレーダーさんがモスクワに滞在していることを報道で知り、自宅に招待したとのことです。両氏は10月7日に面会し、プーチン大統領の74歳の誕生日を共に祝ったとされています。

ロシア大統領府は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、シュレーダーさんをプーチン大統領の「旧友」と紹介しています。また、笑顔でがっちりと握手する両氏の写真も公開されました。なお、具体的な会話の内容については明らかにされていません。

ドイツ国内の反応と政府の見解

この出席について、ドイツ国内では「恥さらしだ」といった批判が広がっています。

ドイツ政府のシュテフェン・マイヤー報道官は9日の記者会見で、フリードリヒ・メルツ首相がこの件について「非常に憤慨している」ことや、「深く憤慨している」ことを明らかにしました。

マイヤー報道官は会見の中で、「ウクライナでの戦争の全責任はプーチン氏にある」と指摘しています。さらに、「同氏の命令が現地で毎日、計り知れない苦しみを生み出している。民間人の犠牲、引き裂かれた家族、死傷者などだ」と述べました。その上で、このような日にシュレーダーさんがプーチン大統領と共に誕生日を祝うことは、「全くもって不道徳だ」とメルツ首相が考えていると付け加えています。また、別の報道では、メルツ首相が今回の出席を「完全に倫理に反すると見ている」と説明したと報じられています。

シュレーダー元首相とロシアの深い関係

シュレーダーさんは1998年から2005年までドイツの首相を務めた社会民主党(SPD)の政治家ですが、長年にわたってプーチン大統領と親密な関係を築いてきたことで知られています。

その関係は政治的なものにとどまりません。首相退任後も、ロシア政府系のガス大手ガスプロムで高額報酬を伴う役職に就くなど、ロシアとの深いビジネス上のつながりを維持してきました。また、石油会社ロスネフチなど複数のロシア企業で要職に就任した経歴もあります。

2022年にロシアがウクライナへの全面侵攻を開始して以降、こうしたシュレーダーさんとロシアの関係に対する批判はさらに強まりました。その結果、シュレーダーさんはプーチン大統領との親密な関係を理由に、ドイツの首相経験者に与えられる特権の一部を剥奪されています。

今回の訪問目的と背景に見える狙い

今回のモスクワ訪問について、ロシア大統領府は、シュレーダーさんがロシアでの新たなビジネス活動の一環として訪れていたとしています。具体的には、ロシアでスーパーマーケットチェーンを展開するハイパーグロバス(ハイパーグローブス)の監査役会メンバーに就任しており、7日にはモスクワにある同社の店舗を訪れ、従業員から拍手で迎えられたとロシアのテレビ映像で報じられています。

一方で、このシュレーダーさんの起用には別の狙いがあるともみられています。ロシアでは欧州企業の資産が相次いでロシア側の一時管理下に置かれており、シュレーダーさんを起用することでドイツ資産の保護などを図ろうとしているのではないかという見方が出ています。

また、プーチン大統領は2026年5月、ウクライナ戦争を解決するための仲介役としてシュレーダーさんを起用するよう欧州連合(EU)加盟国に提案していましたが、この提案はEU各国に一蹴されました。欧州各国の外相やメルツ政権は、同氏がそのような役割を担う案を即座に拒否しています。

出典 読売新聞オンライン 日本経済新聞 AFPBB News プーチン氏、シュレーダー元独首相を自宅に招待 誕生日共に祝う | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト シュレーダー元独首相、プーチン氏の誕生会に出席 メルツ氏激怒「全く不道徳」(AFPBB News)|dメニューニュース(NTTドコモ) 独メルツ氏、シュレーダー元首相に「憤り」 プーチン大統領の誕生会出席に|Infoseekニュース

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