自民党の古屋圭司衆院議員が、中国政府から資産凍結などの制裁措置を受けたことを明らかにしました。また、この制裁について高市早苗首相から「大変名誉ある制裁だ」という趣旨のメールを受け取っていたことも合わせて明かしています。
中国による制裁措置の内容と経緯
自民党の古屋圭司衆院議員は、超党派の議員連盟である「日本台湾友好議員連盟」(日華議員懇談会)の会長を務めています。中国外務省は2026年3月、古屋氏が「台湾独立勢力と結託」し、中国の内政に干渉したと主張して、入国禁止や中国国内にある資産の凍結などの制裁措置を科すと発表しました。
これに対し古屋氏は、制裁が発表された当時の3月30日、国会内での取材に対し「さすが中国という感じ」と述べていたと報じられています。
高市首相からのメールと「名誉」という表現
古屋氏は10月9日、双十節(台湾の建国記念日)に合わせた台湾訪問を前に、羽田空港で記者団の取材に応じました。その中で、中国からの制裁を受けた後の4月に、高市首相からメールが届いたことを明らかにしました。
古屋氏によると、そのメールには「大変名誉ある制裁です」という内容が含まれていたということです。古屋氏はこの点について、次のように説明しています。
「総理あるいは政治家としてのウイット(機転)ですよ。超大国から名指しで覚えられるようなこと自身が名誉なことです、そういう趣旨でいただいていますので、全く皆さん誤解なきように」
また、別の機会には「超大国から名指しで、覚えられたということ自体が名誉なことですねという趣旨だ」とも述べています。
政府内の反応と日中関係への影響
古屋氏は、今回の出来事や自身の発言が日中関係に「影響を与えることはない」との考えを示しています。また、「日中の戦略的互恵関係は高市政権でも不変だ」と強調しました。
一方で、政府内からは、責任ある立場の人間としての発言だとは思えないとして、古屋氏の対応に疑問を呈する関係者の声も上がっていると報じられています。
今回の件は、日本と台湾の交流を深める活動を行う議員に対し、中国側が強い反発を示した形となります。政治的な緊張がある中で、制裁という厳しい措置を「名誉」と捉える表現が出たことで、政府内や外部で波紋が広がっている様子が伺えます。
出典 読売新聞オンライン 時事通信 NHK 毎日新聞 中国からの制裁措置に「大変名誉ある制裁だ」、自民・古屋圭司氏が高市首相からのメールを明らかに…政府内に疑問の声も (読売新聞オンライン) TBS NEWS DIG 高市首相、中国制裁は「大変名誉」=自民・古屋氏にメール(時事通信)|dメニューニュース(NTTドコモ) 中国からの制裁は「名誉」 首相が自民・古屋氏にメール
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