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米国防総省が銃乱射犯の死刑執行を公開へ、背景と異例の手続き

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米国防総省が、過去に米軍基地で銃乱射事件を起こした元軍人の死刑執行を公開で中継することを明らかにしました。死刑の様子を公開することは極めて異例であり、人道上の観点から批判が広がる可能性が指摘されています。

目次

何が起きたのか

米国防総省は10月8日、2009年に米南部テキサス州の米軍基地で兵士ら13人を射殺したニダル・マリク・ハサン被告の死刑執行を公開で中継すると発表しました。

この決定について、ドナルド・トランプ米大統領がハサン被告に対する銃殺刑の執行を承認したことが、ニューヨークタイムズの報道などを通じて明らかになっています。米国防総省のパーネル報道官は、SNSの「エックス(X)」において、トランプ大統領が執行を承認したことを伝え、「ハサンについに審判の日が来た」と記述しました。

事件の経緯と背景

ニダル・マリク・ハサン被告は、米国で生まれたパレスチナ系イスラム教徒で、米陸軍精神科の軍医として服務していました。

事件が起きたのは2009年11月、テキサス州にあるフォートフッド陸軍基地の医療施設です。当時、将兵たちが健康診断を受けていた施設にハサン被告が入り、銃を乱射しました。この犯行により米軍将兵など13人が殺害され、32人が負傷しています。

犯行当時、ハサン被告は「アラフアクバル(アラは偉大だ)」と叫んでいたと報じられています。当時のフォートフッド基地は、イラクやアフガニスタンへの派兵を控えた将兵が集結する場所でした。ハサン被告は裁判の過程で、現地でイスラム教徒が殺害されるのを防ぐために犯行に及んだと主張しています。

ハサン被告は裁判で自身の犯行事実を認めており、2013年に計画的殺人と殺人未遂の疑いで死刑を宣告されました。

米軍における死刑執行の現状

米軍において実際に死刑が執行されたのは、1961年が最後となっています。当時は11歳の少女に性的暴行を加えた容疑で有罪判決を受けたジョン・ベネット二等兵が絞首刑に処されました。それ以降、米軍内での死刑執行は行われていませんでした。

現在、米軍刑務所に収監されている死刑囚はハサン被告を含めて4人であると報じられています。今回、トランプ大統領が執行を承認したことで、米軍の死刑執行が65年ぶりに再開される可能性が高まりました。

銃殺刑の手続きと公開の異例さ

今回承認されたのは「銃殺刑」です。米軍の規定では、大統領が執行を承認すれば、60日から150日の間に刑を執行することになっています。

銃殺刑は、数人で構成された執行組が死刑囚に一斉に銃を撃つ方式です。この方式には、誰が致命傷を負わせた弾丸を撃ったのか分からないようにすることで、執行者の心理的負担を軽減する目的があります。一部の事例では、実弾とともに空砲弾を支給し、自分が致命傷を与えたか確信を持たせない手法が取られることもあるとされています。

しかし、今回の米国防総省による「公開での中継」という方針は極めて異例です。国防総省関係者は、詳細は追って発表すると述べています。

出典 日本経済新聞 サンケイスポーツ ドナルド·トランプ米大統領が2009年、米軍基地で銃を乱射し、13人を殺害した元陸軍少佐のニダル·マリク·ハサンに対する銃殺刑の執行を承認した。 米軍で銃殺刑が実際に執行されれば、1961年以来初めて.. – MK

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