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ノーベル賞が5日から発表、日本人の3年連続受賞に期待高まる

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世界で最も権威のある賞といわれるノーベル賞の2026年の受賞者が、日本時間の10月5日午後6時半から順次発表されます。スウェーデンのストックホルムにある選考委員会によって決定されるこの賞は、今年も生理学・医学賞から始まり、12日の経済学賞まで計6分野の受賞者が明らかになります。

今回の発表スケジュールは、5日の生理学・医学賞を皮切りに、6日が物理学賞、7日が化学賞、8日が文学賞、9日が平和賞、そして翌週12日が経済学賞の順となっています。

目次

日本人の連続受賞への期待と過去の傾向

今回の発表において特に注目されているのが、日本からの受賞があるかどうかという点です。日本は、おととし日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が平和賞を受賞したほか、昨年は大阪大学の坂口志文さんが生理学・医学賞を、京都大学の北川進さんが化学賞を受賞しています。これにより、日本にとって3年連続の受賞となるかどうかに期待が高まっていると報じられています。

自然科学分野では、過去に日本人研究者が大きな成果を上げてきた経緯があり、今年も同様の吉報が届くか注目が集まっています。

各分野の注目候補と背景

報道では、各賞における有力な候補や注目のテーマが挙げられています。

生理学・医学賞

5日に発表される生理学・医学賞では、睡眠科学の分野が注目されています。筑波大学の柳沢正史教授は、睡眠と覚醒を調整する脳の神経伝達物質であるオレキシンを発見し、睡眠障害の一種であるナルコレプシーの治療薬開発に貢献したことが評価され、9月に米国で権威あるラスカー賞を受賞しています。

また、2型糖尿病や肥満の治療薬であるGLP-1関連受容体作動薬が有力視する専門家も多いとされています。この薬剤はインスリン分泌を促して血糖値を下げるだけでなく、食欲や胃の運動を抑えて体重を減らす効果があるものです。米科学誌サイエンスは2023年にこの薬をブレークスルー・オブ・ザ・イヤーに選出しており、開発に関わった研究者は2024年にラスカー賞を受賞しています。あわせて、食欲を制御するホルモンであるレプチンの発見者、米ロックフェラー大学のジェフリー・フリードマン教授も有力候補の一人とされています。

物理学賞・化学賞

物理学賞では、光格子時計の研究で知られる香取氏などが注目されていると報じられています。化学賞では、カドヘリンの研究を行う竹市氏などが候補として挙げられています。

文学賞・平和賞

文学賞では、小説『ノルウェイの森』などの作品で世界的に知られる村上春樹さん(77)が注目されています。

平和賞については、ノルウェーのオスロ国際平和研究所の予想に基づき、日本人が裁判所長を務めるICJ(国際司法裁判所)とICC(国際刑事裁判所)が有力な候補として挙げられています。特にICCを巡っては、アメリカのトランプ政権が自国民の捜査対象化やイスラエルのネタニヤフ首相らへの逮捕状請求に反発し、ICCの赤根智子所長らを制裁対象に指定したことが日本でも波紋を広げています。

経済学賞

12日に発表される経済学賞は、これまで日本人が受賞したことがない唯一の分野です。初受賞の候補として毎年有力視されているのが、アメリカ・プリンストン大学教授の清滝信宏さん(71)です。清滝さんはマクロ経済を専門とし、資産価格の下落や信用の縮小が景気後退を増幅させる仕組みを理論的に解明し、金融危機の理解に貢献したとされています。

ノーベル賞がもたらす社会的影響

ノーベル賞の発表は、単なる個人の栄誉にとどまらず、科学界や社会全体に大きなインパクトを与えます。朝日新聞の報道によれば、予想外の人物や分野の受賞によって大きな話題となることも多く、報道機関の科学担当部署では毎年、有力候補の精査や速報体制の整備に追われるといいます。

また、日本の研究環境についての議論も再燃しています。毎日新聞は、研究力低下を招いた財政規律や、基盤的な研究費が増えない現状について触れており、受賞という華やかなニュースの裏側で、日本の研究現場が抱える課題についても警鐘が鳴らされています。

こうした盛り上がりを受け、日本科学未来館では10月5日から7日まで、科学コミュニケーターが解説を行うライブ配信イベント「科学コミュニケーターと楽しむノーベル賞2026」が開催され、YouTubeやニコニコ生放送を通じて発表の瞬間が共有される予定です。

出典 NHK フジテレビ 朝日新聞 毎日新聞 TBS NEWS DIG 読売新聞オンライン 西日本新聞 科学コミュニケーターと楽しむノーベル賞2026 ノーベル賞発表の瞬間をともに迎える3日間 ニコニコ生放送・YouTube Liveで配信 | 日本科学未来館 (Miraikan)

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