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iPS心筋細胞シートの手術が大阪けいさつ病院で実施、承認後初

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2026年9月29日、大阪市内の大阪けいさつ病院において、iPS細胞から作られた心臓病治療用の細胞シートを用いる手術が行われました。この手術は、国による承認後で初めて実施されたものです。

NHKなどの報道によりますと、手術は同日午前11時16分に始まり、午後0時8分に終了しました。患者の容体は安定しており、術後の状態は順調であると報じられています。

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今回の手術の内容と対象患者

今回の手術を受けたのは、虚血性心筋症による重症心不全を患っている神奈川県在住の50代女性です。

使用されたのは、iPS細胞から作られた心筋細胞シート「リハート」と呼ばれる再生医療製品です。手術の手順としては、体の左側の肋骨の間を開胸し、あわせて1億個の心筋細胞をシート状に加工した「リハート」を3枚、心臓の表面に直接貼り付けて移植するという方法がとられました。

「リハート」の開発背景と実用化への経緯

「リハート」は、大阪大学発のベンチャー企業であるクオリプスが開発した製品です。京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞を製作してから20年という年月を経て、iPS細胞から作られた再生医療製品が国の承認を得て実用化され、保険適用で手術が実施されるのは世界初となります。

厚生労働省は2026年3月、この製品を再生医療等製品として、条件および期限付きで製造販売したことを承認しました。これにより公的医療保険の適用対象となっており、公定価格は5320万円とされています。ただし、高額療養費制度を利用することで、患者自身の負担額は一定の範囲に抑えられる見通しです。

今後の展望と有効性の検証

今回の手術は大きな一歩となりましたが、現状ではいわば「仮承認」のような状態にあります。そのため、開発元のクオリプスは今後、本承認を得るためのプロセスを進める必要があります。

具体的には、2033年までに75人を目標に「リハート」を用いた手術を行い、心臓の機能にどのような変化が現れるかなどを詳しく調査し、その有効性を検証することが求められています。今回の大阪けいさつ病院での手術は、その目標とする75例のうちの1例目にあたります。

iPS細胞を用いた治療が、実際の医療現場でどのように機能し、心不全などの重い心臓病にどのような効果をもたらすのか、今後の経過と検証結果が注目されます。

出典 NHK 日テレNEWS 世界初 iPS細胞実用化手術を実施 保険適用でiPS細胞由来心筋シートを心臓病患者に 大阪けいさつ病院

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