東京・歌舞伎町のホストクラブの料金を支払わせるために、女性客に風俗店での勤務を要求したとして、警視庁が元ホストの男とスカウトの男を逮捕しました。
読売新聞や朝日新聞などの報道によると、警視庁は15日までに、東京都新宿区の元ホストの男(27)を風俗営業法違反(禁止行為)の疑いで、宮崎県都城市の会社役員の男(35)を職業安定法違反(有害業務紹介)の疑いで逮捕したことがわかりました。逮捕は今月14日に行われています。
事件の経緯と手口
捜査関係者の話によれば、元ホストの男は昨年7月、「IT業界の関係者」と身分を隠して、マッチングアプリで知り合った26歳の女性と交際を開始しました。その後、複数回会った後に自身がホストであることを明かし、自身が働く店へと女性を案内していたと報じられています。
女性は、元ホストの男が働く店に計8回ほど通い、消費者金融から借り入れるなどして、計約380万円の料金を支払わされていたとされています。女性が「お金がないからもう店に行けない」と伝えたところ、元ホストの男は風俗店で働くよう要求した疑いが持たれています。
具体的には、昨年11月中旬、当時25歳だった女性に対し、「店の売り上げが上がれば、早くホストを辞めて旅行にお金を使えるから頑張ってほしい」といった趣旨の話をして、風俗店で働くよう誘惑した疑いが持たれています。
また、同月23日には、会社役員の男がこの女性を千葉県船橋市の風俗店に紹介した疑いも持たれています。元ホストの男が女性に対し、スカウトの男へ連絡をとるよう指示していたという情報もあり、警視庁は事件の全容を調べています。
被害の広がりと警察の動き
今回の事件は、今年2月に女性が新宿署へ相談したことで発覚しました。警視庁は、元ホストの男がマッチングアプリを通じて、同様の手口で数十人の女性をホストクラブに案内し、そのうちの一部に対して風俗店での勤務を求めたものとみて、詳しく調べています。
ホストクラブをめぐっては、多額の売掛金(ツケ)などの支払いのために、ホストらが女性客に売春や風俗店勤務などを要求する実態が社会問題となっています。
こうした行為については、昨年6月に施行された改正風営法によって、新たに禁止対象として定められました。今回の逮捕は、この改正法に基づく警視庁による摘発として初めてのケースになると報じられています。
出典
読売新聞オンライン 「2人で旅行に」女性客に風俗店の勤務要求か 元ホストの男ら逮捕(朝日新聞) – Yahoo!ニュース 風俗店勤務要求疑い 元ホスト逮捕
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