茂木敏充外務大臣は15日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談を行い、サウジアラビア国内で激化している攻撃への非難と、現地に滞在する日本人の保護に向けた協力を求めました。
報道によると、今回の電話会談は、イエメンの親イラン武装組織であるフーシ派が、サウジアラビアの国際空港などに対して攻撃を続けていることを受けたものです。茂木外相は、民間人や民間施設に対する攻撃は決して容認できないとして、一連の攻撃を強く非難すると伝えています。
フーシ派による攻撃の現状
サウジアラビア国内では、フーシ派による攻撃が激化しており、首都リヤドの空港などで外国人を含む死傷者が多数出ていると報じられています。一部の報道では、サウジアラビアの空港が17日まで閉鎖される状況にあることも伝えられています。
フーシ派による攻撃では、死傷者も相次いでおり、中東地域の情勢は緊迫しています。今回の電話会談において、茂木外相はフーシ派に対して自制を働き掛けるようイランに直接要請している状況についても説明しました。
これに対し、サウジアラビアのファイサル外相は、日本によるフーシ派などへの働きかけに感謝の意を示しました。また、サウジアラビア国内にいる日本人の保護についても協力する意向を示しています。両外相は、中東全体の中長期的な平和と安定に向けて、緊密に連携していくことで一致したとのことです。
背景にある中東情勢の不安定化
今回の事態の背景には、イエメンを巡る複雑な勢力争いがあります。フーシ派はイエメンの反政府勢力として知られ、親イランの立場を取っています。彼らによるサウジアラビアへの攻撃は、地域の安全保障を揺るがす大きな要因となっています。
中東地域では、こうした武装組織による攻撃が、単なる地域紛争にとどまらず、国際的な影響を及ぼす懸念も指摘されています。例えば、ホルムズ海峡などの海上交通路における船舶攻撃の増加など、エネルギー資源の輸送ルートの安全確保という観点からも、世界的な注目が集まっています。
また、アラブ諸国の中には、米国への依存度を見直す動きも見られ、中東における新たな秩序形成が進む過程で、こうした武力衝突が複雑な政治的背景を持って展開されています。
今回の茂木外相による要請は、不安定な情勢下にある中東において、現地に滞在する日本国民の安全を確保するための外交的な働きかけの一環といえます。
出典 茂木外相 サウジアラビア外相に日本人保護への協力要請 | NHKニュース | サウジアラビア、イエメン、中東 茂木氏、フーシ派の攻撃非難=サウジ外相と電話会談 | 時事通信ニュース 茂木氏、サウジ外相にフーシ派攻撃「容認できない」 電話協議で(毎日新聞) – Yahoo!ニュース 茂木外相、フーシ派のサウジ空港攻撃を強く非難-談話 | TBS CROSS DIG with Bloomberg 茂木氏、フーシ派の攻撃非難=サウジ外相と電話会談(時事通信)|dメニューニュース(NTTドコモ)
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