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二条城に「二重価格」導入方針、市民は値下げし市外客は2000円に

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京都市が管理する世界遺産・二条城(京都市中京区)において、市内在住者と市外在住者で入場料金に差をつける「二重価格」を導入する方針を固めました。

京都市の松井市長は10月1日、この方針を表明しています。来年度中の実現を目指しており、関連する条例改正案を11月の次回定例会に提出する予定であると報じられています。

目次

料金改定の内容と導入の狙い

今回の改定では、特に利用の多い「入城券と二の丸御殿観覧券のセット」の料金が見直される見通しです。現在は1300円ですが、導入後は市民が1000円に引き下げられ、市民以外は2000円に引き上げられる方向であると伝えられています。

また、入城券単体の料金についても、現在の800円から市民以外は1000円、市民は500円に変更する方針とされています。なお、高校生以下の料金については検討中とのことです。

このような価格設定の背景には、主に2つの狙いがあるみられます。

一つは、巨額の財源確保です。二条城の二の丸御殿では今年度から修繕事業が始まっており、総事業費は200億円に上る見通しだといわれています。来場者の大半を占める市民以外の料金を引き上げることで増収を図り、この保存修繕事業の費用に充てる考えです。

もう一つは、市民への還元と来場の促進です。昨年度の二条城の入場者は約207万人でしたが、昨秋に実施された調査では、そのうち市民は約2%にとどまったと報告されています。市民向けの料金を値下げすることで、市外客に比べて圧倒的に少ない市民の来場を促す狙いがあるようです。

市長の考えと「観光の恩恵」

松井市長は報道陣の取材に対し、「巨額の修繕費用をどうまかなうかは大きな課題だ」と説明しています。また、市民優先の価格設定について「市民に観光の恩恵を実感してもらいたい」と述べ、料金改定を通じて「貴重な世界遺産を将来につなげたい」と語っています。

この取り組みは、オーバーツーリズム対策の一環として、観光による利益を市民に還元することを目的としているとみられます。

広がる「二重価格」の傾向

観光施設における居住地別の料金設定は、二条城だけではありません。

例えば、兵庫県姫路市の世界遺産・姫路城では、2026年3月に二重価格が導入されました。18歳以上の料金がそれまでの1000円から、市外客は2500円に値上げされ、市民は1000円に据え置かれています。

また、京都市では二条城以外にも、市営バスにおいて「市民優先価格」を来年度に導入することを検討していると報じられています。

世界的な傾向としても、観光公害(観光公害)対策として料金改定を検討する動きがあり、イタリアのベネチアでは入場料を最大50ユーロ(約9300円)に引き上げることが検討されている事例などが挙げられています。

実現すれば、京都市が管理する観光施設としては初めての二重価格導入となります。

出典 京都新聞 共同通信 TBS NEWS DIG 朝日新聞 日本経済新聞 産経新聞 埼玉新聞 京都・二条城 二重価格を導入へ 世界遺産・二条城の入場料金に「二重価格」導入方針 京都市民→1000円 市民以外は2000円に 来年度中の実現目指す(MBSニュース)|dメニューニュース(NTTドコモ) 世界遺産・二条城で「二重価格」導入へ 市民は1000円 市民以外は2000円 増収分は改修工事の費用に 京都市“オーバーツーリズム対策として観光の恩恵を市民に還元”|Infoseekニュース

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