福岡県議会の林泰輔議員が、所属する自民党県議団に「離団願」を提出し、会派を離脱する方針であることが報じられています。SNS上の匿名アカウントを用いて攻撃的な投稿を繰り返していた問題を受けての動きとみられています。
離団の経緯と今後の動き
自民党県議団の渡辺勝将会長は9月30日、林議員から会派からの「離団願」を受け取ったことを明らかにしました。林議員自身も、30日までに自民党県議団の幹部に対し、会派を離脱して議会内で個人で活動していく考えを伝えたことを明かしています。
林議員は「離団願いをお預けしているのは事実。私としては(会派の)幹部に預けている」と述べています。関係者によると、県議団の脱会が認められれば、10月1日にも一人会派の届け出を行うとのことです。
また、林議員は10月1日にも報道陣に対して離脱の経緯を説明するとともに、吉松源昭県議らに対して謝罪していくとしています。
背景にあるSNSでの不適切投稿問題
今回の離団に至る背景には、林議員がSNSで匿名アカウントを使用し、攻撃的な投稿を繰り返していた問題があります。
具体的には、金銭授受疑惑を証言した吉松源昭県議らに対し、攻撃的な投稿を行っていたことを林議員は認めています。また、読売新聞の報道によれば、投稿内容には「いいお尻だな」とレギンスでランニングをしていた女性に関する言及や、「プーチン氏は『血液のがん』…ロシアでは『クーデター計画進行』か」といった内容が含まれていたとされています。
こうした一連の問題に対し、自民党県議団は29日、林議員に対して会派の資格停止5か月の処分を下したほか、SNSでの発信禁止などを求めました。林議員は、匿名アカウントでの投稿により「会派に迷惑をかけたことが理由」として離脱の意向を示したと報じられています。
これについて渡辺勝和会長は、「今の状況で精神的に(自民党県議団に)いることが難しいのであれば、受け入れてあげなくてはいけない。そこはあしたの朝判断したいと思っています」と述べています。
議会での問責決議案と今後の展開
林議員の行動をめぐり、福岡県議会では10月1日の本会議で、2つの問責決議案が採決される見通しとなっています。
一つは、林議員から批判的な投稿を受けた吉松源昭議員による決議案です。この案については、公明党などを含む3つの会派が「共同提案」として名前を連ねる意思を示しており、自民党県議団など4つの会派が「賛成」の態度を示したとされています。吉松議員は「共同提案に賛同してくださった会派には、心から感謝したいと思います」と述べています。
もう一つは、自民党県議団が主導する決議案です。こちらについては、10月1日の本会議前に代表者会議が開かれ、どの会派が共同提案として名を連ねるか協議される予定となっています。
これら2つの問責決議案は、ともに1日の本会議で提案され、同日に採決される見通しであると報じられています。
出典 読売新聞オンライン 日テレNEWS 【独自】“匿名アカで攻撃的投稿”の林泰輔県議 自民党県議団から離脱へ 会派幹部に意向伝える 近く経緯を説明へ 福岡県議会(TNCテレビ西日本)
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