元立憲民主党代表で、現在は無所属の泉健太衆院議員が、同じく無所属の緒方林太郎衆院議員と2人で衆院会派を結成する方針を固めました。関係者への取材や本人のSNS投稿で明らかになったところです。
泉氏は25日、自身のX(旧ツイッター)において「今回私は2人会派を結成し、ここから動く。現実路線での幅広い勢力結集を目指します」と投稿しました。また、ANNの取材に対しても「まずは2人で会派を結成し、ここから動いていきたい。最終的には現実路線で幅広い勢力結集を目指す」とコメントしています。
週明けにも会派名を決定し、衆議院に届け出る見通しであると報じられています。
中道改革連合の分裂とこれまでの経緯
今回の会派結成に至るまでには、泉氏が所属していた「中道改革連合」の解体と、それに伴う野党側の再編という背景があります。
泉氏は中道改革連合の分裂に伴い離党しましたが、その後の動きの中で、立憲民主党出身の議員らによって結成された新党「民主改革の会」への入党は見送られました。また、民主改革の会と公明党の議員らで構成される統一会派「中道」への参加や、その他の会派への所属もしていませんでした。
新党「民主改革の会」には立憲出身の議員18人が参加し、小川淳也代表のもとで再出発を切りましたが、泉氏はこの流れに合流せず無所属の立場を維持していました。
「中道」への視点と現実路線への模索
泉氏はSNSへの投稿の中で、現在の日本の政治状況における「中道」のあり方について言及しています。
泉氏は「現在、野党で『中道』を掲げる政党は、公明、国民民主、民主改革。また、立憲民主も、私が代表時は党大会で『政策立案型のリベラル中道政党』を掲げていた」と指摘しました。
このように、複数の政党が「中道」を掲げる現状を踏まえ、あえて既存の新党や統一会派に属さず、まずは緒方氏との2人会派という小規模な形からスタートすることで、より柔軟な「現実路線での幅広い勢力結集」を模索する考えであるとみられます。
なお、今回の会派結成に先立ち、新党の結成など「その先のことについては何も決まっていない」としています。
背景にある政界再編の混乱
今回の動きの背景には、中道系の勢力の分裂という苦い経験があります。
報道によれば、中道改革連合の分裂後、政党交付金をめぐる批判などで混乱が生じていたことが伝えられています。民主改革の会の小川代表が「強く反省」と述べた一方で、泉氏は「納得ができていない」として、新党への入党を見送る意向を表明していました。
「野党結集」の試みが瓦解し、中道勢力が分裂した状況の中で、泉氏が緒方氏とともに独自の会派を結成したことは、今後の政界再編においてどのような立ち位置を確保しようとしているのかが注目されます。
まずは2人という最小単位の会派として活動を開始し、そこからどのような勢力の結集を目指していくのか、今後の動向が注目されます。
出典 元中道・泉健太氏が衆院会派結成へ 新党入らず緒方衆院議員と(毎日新聞) 泉健太氏が衆院で「2人会派」結成へ「現実路線での幅広い勢力結集目指す」 新党や統一会派「中道」に参加せず|FNNプライムオンライン 無所属・泉健太氏が会派結成へ「現実路線勢力を」(テレ朝NEWS)|dメニューニュース(NTTドコモ)
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