韓国のプロゴルファーである申ジエさんが、2026年10月4日に兵庫県で行われた日本女子オープン選手権において逆転優勝を果たしました。この勝利により、申さんは国内女子ゴルフ史上初となるメジャー4大会すべての制覇(グランドスラム)を達成し、同時に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアー通算30勝目で史上7人目の永久シード権を獲得しました。
激闘の展開と逆転優勝の経緯
大会最終日は、兵庫県の宝塚ゴルフ倶楽部 旧コース(6185ヤード、パー70)で行われました。申さんは首位に2打差をつける2位からスタートしましたが、5バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーの269までスコアを伸ばしました。
これにより、同じく通算11アンダーで並んだ桑木志帆さんとプレーオフに突入しました。激しい競り合いとなったプレーオフは1ホール目、2ホール目ともにパーで譲らず、3ホール目で決着がつきました。申さんはピン右から4.5メートルのバーディーチャンスを決め、逆転優勝を飾りました。
この一戦は、今夏のAIG全英女子オープンを制した桑木さんとの一騎打ちとなり、一時3打差にリードを広げられた申さんが、後半13番、14番の連続バーディーで追い上げ、17番のバーディーで追いつくという劇的な展開となりました。
史上初の「国内メジャー4冠」とは
今回の優勝で申さんが達成した「国内メジャー4冠」とは、国内女子ゴルフにおける主要な4つの大会すべてで優勝することを指します。
具体的には、以下の大会での制覇となります。
- 日本女子オープン(今回初優勝)
- ツアー選手権リコー杯
- ワールドレディース(ワールド・サロンパス・カップ)
- 日本女子プロ選手権
申さんはこれまでこれらの大会で通算6勝を挙げており、最後の一片であった日本女子オープンを制したことで、史上初めて国内のメジャー4大会すべてを制覇する偉業を成し遂げました。日本女子オープンへの出場は今回で15回目であり、ようやく手にしたタイトルとなりました。
永久シード権の獲得と申ジエさんの歩み
また、今回の勝利はJLPGAツアーにおいて登録後30勝目に到達したことを意味し、これにより史上7人目となる「永久シード権」を獲得しました。
申さんは11歳でゴルフを始め、2005年にプロへ転向した韓国出身のトッププレーヤーです。2006年から3年連続で韓国ツアーの賞金女王に輝き、2009年には米ツアーでも3勝を挙げて賞金女王となりました。さらに2010年5月にはアジア勢として初めて世界ランキング1位に登り詰めた実績を持っています。
2008年と2012年には全英女子オープンを制覇しており、2014年からは日本を主戦場として活動しています。今回の優勝を含め、生涯獲得賞金は15億円を超えており、これは歴代1位の記録となっています。
優勝後の心境と今後の展望
激戦を制し、涙を浮かべていた申さんは、インタビューの中で「長い1日でした。私優勝して泣いたことないですけど…、この優勝はうれしいです」と語りました。また、プレーオフの決定的なチャンスでは、「プレーオフに入って、初めてのチャンス。必ず入る」と自身にエールを送っていたといいます。
さらに、今回の快挙について「日本のゴルフの歴史に(名を)載せることができた」と実感を込めつつ、「これからも止まらずに頑張りたい」と今後の意欲を示しています。
国内女子ゴルフの歴史に新たな名を刻んだ申さんの今後の活躍に、さらなる注目が集まっています。
出典 読売新聞オンライン 時事通信 日本経済新聞 東スポWEB 産経新聞 日刊スポーツ 申ジエV 永久シード&公式競技4冠達成 |JLPGA|日本女子プロゴルフ協会 申ジエが史上初の国内メジャー4冠に涙「泣いたことはないけれど…」激闘のPOで桑木志帆を退ける 【国内女子ツアー LPGA】 |GDO ゴルフダイジェスト・オンライン 申ジエが日本女子オープン優勝 30勝目で永久シード
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