フランスのロンシャン競馬場で開催された世界最高峰のレース、凱旋門賞(芝2400メートル)において、昨年の覇者ダリズが勝利し、史上8頭目の連覇を達成しました。
レースは1番人気に支持されていたダリズが、直線で外から差し切って優勝し、勝ちタイムは2分27秒11(稍重)でした。特に、牡馬(オス馬)による凱旋門賞連覇は、1977年から78年にかけてアレジッドが達成して以来、実に48年ぶりの快挙となります。
猛威を振るうグラファール調教師の手腕
ダリズを管理するフランスのトップトレーナー、グラファール調教師は、今回の連覇について「彼はまさに偉大なチャンピオン」と評しています。
一方で、連覇を狙う立場でのプレッシャーについても明かしており、「今年は全く異なる立場でこのレースに臨みましたから、それなりのプレッシャーがあったのも事実です。馬たちがゲートに入っていく際、大きな重圧を感じていました」と吐露しています。
また、グラファール調教師は日本競馬への関心も高く、今秋には管理馬3頭での日本遠征を計画していると報じられています。具体的には、昨年覇者のカランダガンとゴリアットでジャパンカップに挑み、ゴリアットはさらに有馬記念にも参戦する予定です。また、ムーランドロンシャン賞を制したエルデナリでマイルチャンピオンシップに臨む方針であるとされています。
日本調教馬の悲願は再び持ち越しに
日本競馬にとっての悲願である凱旋門賞制覇に、今年も2頭の日本調教馬が挑みましたが、結果はともに着外に終わりました。
武豊騎手が騎乗したメイショウタバルは、今年の宝塚記念でダービー馬であるクロワデュノールを抑えて勝利した勢いで臨みました。レースでは果敢に逃げてハナに立つ展開を作りましたが、最後の直線でイギリスのベイシティローラーに捉えられ、14着に敗れました。武豊騎手にとって凱旋門賞への挑戦は12度目となります。
また、ともに積極策に出たアドマイヤテラも、直線で失速し11着に終わりました。
日本調教馬の凱旋門賞への挑戦は、1969年のスピードシンボリに始まり、昨年までに延べ38頭が出走しています。過去の最高着順は、1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、そして2012年と2013年のオルフェーヴルによる2着(計4度)であり、今回も勝利への壁が厚い結果となりました。
関係者が語るレースの振り返りと分析
レース後、日本側の関係者からはさまざまな分析が寄せられています。
メイショウタバルの石橋調教師は、「う~んって感じですね。凄い壁があると痛感しました」と心境を語り、輸送や現地の雰囲気については日本と変わらなかったとしつつも、結果を出せなかったことへの申し訳なさと、今後の意欲を示しています。
また、デムーロ騎手は、ゴール前での速い脚の勝負になったことや、ペースが少し遅かった点に言及し、「それでも最後まで頑張っていた」と振り返っています。
友道調教師は、ジョッキーがうまく乗りポジションは良かったとしながらも、「最後ヨーイドンになった分、瞬発力の差が出た。もう少しペースが流れてほしかった」と分析しています。
一方、福永祐一調教師は、フランスの騎手による手綱さばきに興奮し、「うまかった。超一流の手綱さばきを見た」と称賛しています。
海外メディアの視点と事前予想
事前の海外メディアの予想では、英・愛・米の主要メディアの間で、本命はダリズのほか、モルティーズクロスやカルパナなどで割れていました。
特に「Irish Times」などは、パリが記録的に乾いた秋を迎えていると報じており、速い馬場状態がレースにどう影響するかが注目されていました。また、日本馬については厳しい評価がなされていた傾向にあり、メイショウタバルのゲート番号(13番)が障害になるとの見方もありました。
一方で、カルパナについては「Racing Post」が、速い馬場の2400メートルは理想的な舞台であると評価し、牝馬の斤量の恩恵が決定的な要因になり得るとの見解を示していました。
最終的に、それらの懸念を跳ね除けてダリズが連覇という歴史的な快挙を成し遂げた形となります。
出典 デイリースポーツ スポーツニッポン サンケイスポーツ 【凱旋門賞2026】海外メディアはどう予想する? ダリズ連覇の行方に注目も「歴史の重み」 乾いたロンシャンで見解割れる…日本馬には厳しい評価も | Winsight 【仏・凱旋門賞結果】ダリズが史上8頭目の連覇達成! メイショウタバル14着、アドマイヤテラ11着 | 競馬ニュース – netkeiba 【凱旋門賞】ダリズが史上8頭目の連覇! グラファール調教師「彼はまさに偉大なチャンピオン」(馬トク報知) 【小泉恵未コラム】凱旋門賞で牡馬のダリズが連覇なら48年ぶりの快挙 毎日王冠は共同通信杯覇者のリアライズシリウスに期待(中日スポーツ) 【凱旋門賞】ダリズが連覇達成 メイショウタバル、アドマイヤテラはともに積極策も着外に敗れる(東スポ競馬) 【凱旋門賞】ダリズが史上8頭目の連覇達成! 日本馬メイショウタバル、アドマイヤテラは不発…日本競馬の悲願は2026年も結実ならず(ABEMA TIMES)
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