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サウジアラビアにトルコ・パキスタン軍展開へ、対フーシ防衛協定発動

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サウジアラビア、トルコ、パキスタンの3か国が、イエメンの反政府勢力フーシによるサウジアラビアへの攻撃に対処するため、軍の部隊をサウジアラビアに展開する方針を決定しました。

10月5日、サウジアラビアの首都リヤドで、3か国の外相や国防相、軍参謀総長らによる緊急会合が開かれました。この会合で、3か国は共同防衛協定に基づき、速やかに集団防衛態勢へと移行し、サウジアラビアへの軍事支援を行うことで合意したと報じられています。

今回の決定の根拠となったのは、2026年8月に3か国が署名したメッカ共同防衛協定(メッカ相互防衛条約)です。この協定は、加盟国のうち1国への攻撃を全体への攻撃とみなすと規定しており、北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛に近い枠組みとなっています。3か国は共同声明で、集団防衛の義務を直ちに実行に移すと発表しました。

背景にあるのは、イエメンの親イラン武装組織であるフーシ派による激しい攻撃です。サウジアラビアは、隣国イエメンの内戦に介入してフーシ派と対立するイエメン暫定政権を支援し、周辺国による有志連合軍を率いて交戦してきました。

しかし、2026年7月以降、フーシ派による攻勢が強まっています。紅海やバブルマンデブ海峡付近を航行するサウジアラビアの関係船や、国内の石油関連施設、さらには首都リヤドやイスラム教の聖地であるメッカなどへのミサイルやドローン攻撃が繰り返されており、サウジアラビア側は対応に苦慮していたとされています。

これに対し、トルコとパキスタンの国防トップらも参加した緊急会合後の共同声明では、フーシ派によるサウジアラビアの経済インフラや民間施設への継続的な攻撃が、最も強い言葉で非難されました。

軍事展開の動きと並行して、現場では激しい戦闘が展開されています。サウジアラビア主導の連合軍は、紅海沿岸のホデイダにあるフーシ派の軍事目標を攻撃したと発表しました。連合軍の報道官であるトゥルキ・アル・マルキ氏は、武器庫や機雷を積んだボート、魚雷を保管する施設を破壊し、紅海南部の水路を標的とした攻撃計画を阻止したと述べています。

また、イエメン暫定政権側もフーシ派への攻勢を強めており、1000回以上の攻撃を実行し、フーシ派が支配する首都サナアへの攻勢を開始したと発表しています。一部の報道では、暫定政権が紅海の港湾都市を奪還した可能性も指摘されています。

一方で、フーシ派の報道官ヤヒヤ・サリア氏は、サウジアラビアの首都リヤドや南部アブハの空港、およびジェッダにある国営石油会社サウジアラムコの製油所を攻撃したと発表しています。

今後の情勢を左右するとみられるのが、フーシ派を支援するイランの動向です。フーシ派の7月以降の攻勢にはイランの軍事支援があったとされており、3か国の軍事展開による支援策が本格化すれば、サウジアラビアとフーシ派の戦闘がさらに激化することは避けられない見通しです。

これまで政治的・軍事的な約束にとどまっていたメッカ共同防衛協定が、実際の軍隊派遣という実施段階へ移行したことで、中東および周辺地域の安全保障構造に新たな影響を与える可能性があるとみられています。

出典 読売新聞オンライン 日本経済新聞 TBS NEWS DIG サウジアラビアとトルコ、パキスタンが「合意した軍の部隊」の展開方針決める…反政府勢力フーシの越境攻撃に対応(読売新聞)|dメニューニュース(NTTドコモ) トルコ、サウジアラビア、パキスタンは、フーシ派反乱軍に対抗するため、メッカ防衛協定を発動した。 暫定政権、紅海港湾都市を奪還か イエメン、フーシ派は「戦闘中」 トルコ、サウジアラビア、パキスタンは、フーシ派反乱軍の脅威とイエメンにおける紛争の激化に対応するため、メッカ相互防衛条約を発動した。 トルコとパキスタンが部隊派遣 フーシ派からサウジアラビア防衛のため | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

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