自民党の高市早苗総裁が、党総裁に選出されてから1年が経過しました。憲政史上初の女性首相として就任し、激動の政権運営を続けてきた高市首相ですが、現在はその支持率が政権の命綱となる局面を迎えていると報じられています。
初の女性首相就任までの経緯
高市早苗さんは、昨年10月4日の自民党総裁選において、小林鷹之さん、茂木敏充さん、林芳正さん、小泉進次郎さんの各氏との選挙戦を制し、党総裁に就任しました。
しかし、就任直後に公明党が自民党との連立政権離脱を表明したことで、政局は混乱しました。自民党単独では衆参両院で過半数を維持できず、首相指名選挙で勝てない情勢となりました。この状況を打開するため、高市総裁は日本維新の会の吉村洋文代表と会談し、新たな連立政権の樹立で正式に合意しました。
その後、10月21日に国会で行われた首相指名選挙の結果、第104代首相に指名されました。衆議院では最初の投票で過半数を獲得しましたが、参議院では1回目の投票で過半数に1票届かず、立憲民主党の野田佳彦氏との決選投票を経て選出される形となりました。
就任後の記者会見で高市首相は、「強い日本をつくるため絶対にあきらめない」と決意を表明し、「日本の国益を守るため、世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と述べ、全力で取り組む姿勢を強調しています。
高市政権の歩みと課題
高市政権は発足当初から、物価高への対応を最優先事項として掲げてきました。首相は記者会見において、「高市内閣の最優先事項、これは国民の皆様が直面している物価高への対応だ」と述べています。
一方、閣僚人事では女性の積極登用が見込まれていましたが、実際に起用された女性閣僚は財務相の片山さつきさんと経済安全保障担当相の小野田紀美さんの2人のみにとどまりました。これについて高市首相は、「私はあくまでも機会平等を大事にしている」とし、「適材適所の布陣とした」と説明しています。
また、外交面ではトランプ米大統領との電話協議を行うなど活動を続けていますが、NATO会議を欠席したことで外交機会を逸したとの指摘も報じられています。さらに、中国外務省が記者会見で高市首相を呼び捨てにしたことについても注目が集まっています。
内政においては、消費減税や議員定数削減などが今後の焦点となっており、支持層からは期待が寄せられる一方で、一部の若年層からは「外交も内政もすべてがその場しのぎに見える」といった冷ややかな視線があることも伝えられています。
今後の展望と支持率の重要性
高市首相にとって、現在は極めて重要な局面にあるとみられます。今年9月には党役員人事や内閣改造が行われ、新体制が始動しました。さらに、5日から始まる秋の臨時国会での対応は、この新体制にとっての試金石になると報じられています。
来年秋には首相自身の総裁任期満了が控えており、政権を安定して維持できるかどうかが焦点です。かつての総裁選出時の熱狂がどこまで持続しているのか、そして国民の支持を維持できるかが、今後の政権運営の鍵を握っていると考えられます。
また、経済政策についても、アベノミクス継承ではないとする姿勢を見せるなど、「リフレ派」としてのイメージ払拭に努めている様子が報じられており、物価高や格差への対応が、今後の支持率に直結するものとみられます。
出典 毎日新聞 BBC 高市早苗氏 自民総裁選出から1年 高市早苗氏、きょう総裁選出から1年に あの熱狂は今… 高市早苗氏、きょう総裁選出から1年に あの熱狂は今…(毎日新聞) – グノシー 高市早苗第104代総理を選出暮らしと平和を守り日本を前に進める | お知らせ | ニュース | 自由民主党
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