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印旛沼の決壊堤防4か所をふさぐ工事が完了、台風25号の被害から復旧へ

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千葉県の印旛沼で、台風25号に伴う記録的な大雨によって決壊していた堤防4か所すべてをふさぐ工事が、10月3日に完了しました。

北印旛沼など4か所で堤防が決壊したことで、周辺の住宅地や農地が広範囲にわたって冠水するという甚大な被害が出ていました。住民の話では、農業用の大型ハウスが見えなくなるほどの水位に達したといいます。この事態を受け、国と県が連携した復旧作業が進められてきました。

目次

復旧までの経緯と体制

今回の堤防決壊に対し、千葉県と国などは、担当区画を分担して応急復旧にあたりました。

千葉県が担当した箇所では、角川集水路と長門川の地区で作業が進められました。角川集水路では9月22日、長門川では23日に堤防の決壊が確認されており、それぞれ25日と26日から仮復旧工事に着手。9月30日夜までには、大型の土のうなどを積み上げて決壊部分をふさぐ仮堤防の設置が完了したと報じられています。

一方、最も被害が大きかった成田市の船形干拓の箇所は国土交通省が担当しました。ここでは、国土交通省が発注し、建設会社の鹿島が施工を担当。昼夜それぞれ約100人、1日合計200人体制という大規模な人員を投入し、24時間体制で復旧作業が継続されました。

船形干拓の箇所では、砕石や石材を投入して盛り土の整備が進められ、9月30日未明ごろに断面が台形となる高さ約2.5メートルの仮堤防が整備されました。これにより、印旛沼から住宅地・農地側への水の流入が止まったとされています。

「台風26号」への警戒と今後の作業

復旧作業が急ピッチで進められた背景には、台風26号の接近がありました。気象庁によれば、台風26号は10月1日の朝から昼にかけて関東地方に最接近する見込みであり、再び警報級の大雨となる恐れがあったため、その前の完了を目指して作業が急がれたとみられます。

また、台風26号の接近に備え、排水ポンプを用いて印旛沼の水位を事前にできるだけ低下させる作業も並行して行われました。

ただし、今回の措置はあくまで仮設工事の途中段階です。今後の計画として、堤防の高さを確保したうえで遮水シートを設置するなど、さらに堤防を強化する作業が予定されています。具体的には、今週末までに高さ約5メートル、幅約3メートルの仮堤防を整備する方針であると報じられています。

現地対策本部長を務める大野宏之・関東地方整備局河川情報管理官は、「ひとまず高さは確保したが、雨の状況によっては避難なども心がけていただきたい」と地域住民に警戒を呼びかけています。

地域の被害状況

堤防の決壊による浸水被害は深刻でした。浸水した新米の倉庫では、袋から玄米があふれ出し、すべて廃棄となる状況が見られたほか、ウナギ5万匹が流されるなどの被害も報告されています。

また、決壊に伴う避難の呼びかけについては、自治体によって対応に差があったと報じられています。

このように、台風25号による甚大な被害からの復旧は、国と県による24時間体制の懸命な作業によって、まずは流入を止めるという段階まで到達しました。今後はさらなる堤防の強化と、恒久的な復旧に向けた取り組みが重要になるとみられます。

出典 NHK フジテレビ 朝日新聞 日本経済新聞 テレビ朝日 毎日新聞 台風26号が通勤時の関東接近 印旛沼で急ピッチの堤防工事 今週末の工事完了を目指す – Quebee キュエビー 堤防決壊の千葉・印旛沼 4カ所中3カ所で“緊急復旧”完了 | 長崎ニュース | NCC長崎文化放送 堤防決壊の千葉・印旛沼 4カ所中3カ所で“緊急復旧”完了 – 最新の社会ニュース【随時更新】 (ニュース) | 無料動画・見逃し配信を見るなら | ABEMA

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