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e-Taxで他人の贈与税情報が閲覧可能に。国税庁が不具合を発表

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国税庁が運営する電子申告・納税システム「e-Tax」において、一時的に他人の贈与税に関する申告内容が閲覧できる状態になっていたことが発表されました。税務という極めて機密性の高い情報を扱うシステムでの不具合に、波紋が広がっています。

目次

何が起きたのか

国税庁の発表によると、e-Taxのマイページにある過去の贈与税申告情報を閲覧できるサービスにおいて、本人以外の申告書などが閲覧できる不具合が生じていました。

報道によれば、この状態になっていた期間は、9月24日の午前8時半から25日の午前0時までと、同日(25日)の午前4時から午後3時58分までの2回にわたっていたとされています。利用者からの情報提供を受けて国税庁は機能を停止させましたが、その間に他人の個人情報などが閲覧された可能性があるということです。

影響を受けた人数と情報の種類

今回の不具合により、閲覧される状態になっていたのは計79人分の贈与税申告書などでした。しかし、申告書には申告者本人だけでなく、贈与を行った人や担当の税理士の情報も記載されているため、影響を受けた個人情報はあわせて203人に上るとされています。

具体的に閲覧可能となっていた情報には、以下の内容が含まれていたと報じられています。

  • 納税者の名前、住所、電話番号
  • 贈与を受けた財産の種類や金額(財産額)
  • 贈与者や担当税理士の個人情報

実際にこれらの情報を閲覧した可能性があるのは19人とされており、国税庁はこの19人全員に対して、情報の保秘と消去を依頼したとしています。現時点では、この19人以外への個人情報の流出や、具体的な被害は確認されていないとのことです。

不具合の原因と対応

国税庁はこの不具合の原因について、9月24日に実施したe-Taxのシステム改修の際に生じたものであると説明しています。

その後、国税庁は不具合を解消し、9月27日からサービスの利用を再開しました。国税庁は今回の事態について謝罪しており、「再発防止策の徹底に万全を期し、税務行政の信頼の確保に努める」としています。また、別の報道では「税務行政に対する国民の信頼を損なうものであり、深くおわびする」とコメントしています。

電子申告システムの信頼性と現状

e-Taxは、確定申告などの税務手続きをインターネット上で行える利便性の高いシステムであり、多くの納税者に利用されています。しかし、今回の件のようにシステム改修に伴う不具合で機密情報が露出したことは、行政サービスのデジタル化におけるリスクを改めて浮き彫りにしました。

特に贈与税の情報は、誰が、誰に、どれだけの資産を譲渡したかという、極めてプライベートな財産状況を示すものです。こうした情報の管理不備は、単なるシステムエラー以上の心理的・社会的影響を及ぼす可能性があります。

国税庁は「再発防止策の徹底に万全を期し、税務行政の信頼確保に努めてまいります」と述べていますが、今後どのような具体的な検証と改善が行われるのかが注目されます。

出典 NHK テレビ朝日 日テレNEWS 朝日新聞

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