パワーハラスメント問題により辞職した山中竹春前横浜市長(54)が、10月に予定されている横浜市長選挙に、いわゆる「出直し出馬」をする意向であることを関係者に伝えたと報じられています。
日本経済新聞によると、山中氏は28日に市内で開催される後援会において、正式に立候補を表明する予定とのことです。今回の市長選挙は、10月4日に告示され、同月18日に投開票が行われる予定となっています。
辞職に至ったパワハラ問題の経緯
山中前市長が辞職に至った背景には、市幹部職員らへのパワーハラスメント問題がありました。
報道によると、山中氏は2026年1月に市幹部職員からパワハラの告発を受けていました。これを受けて弁護士らによる市の第三者調査が行われ、7月には山中氏の言動をパワハラと認定する報告書が公表されています。
具体的に認定された行為としては、職員を怒鳴る、書類を投げつける、あるいは市長室への出入りを禁止するといった内容が含まれており、日本経済新聞は「告発された行為のほとんどがパワハラと」認定されたと伝えています。
この問題を受け、2025年の市長選で山中氏を推していた自民党、公明党、立憲民主党の各党は、同氏に辞職を求める立場へと転じました。山中氏は「いったんけじめをつける」として、同年9月7日に辞職しています。
辞職後の動きと立候補への流れ
辞職後、山中氏は自らの後援会関係者や、駅前で有権者への謝罪活動を行っていたと報じられています。
再出馬への動きについては、支持する市民団体が後押しした形となりました。朝日新聞によれば、市民団体は9月25日に山中氏に対し、「横浜市民のための市政をお願いしたい。私たちの思いをくんで頑張っていただきたい」と訴え、再び立候補するよう要請していたとのことです。
今回の出馬表明により、山中前市長は自身の政治的実績と、認定されたパワハラ問題という負の側面の両方を抱えた状態で、再び有権者の審判を仰ぐことになります。
横浜市長選の構図と他の候補者
今回の市長選挙では、山中氏以外にも複数の人物が立候補を表明したり、政党の支援を受けたりしている状況です。
朝日新聞の報道によれば、現状の候補者および推薦状況は以下の通りです。
- 原沢敦美氏:自民党が推薦
- 中谷一馬前衆院議員:立憲民主党が支援。「政治経験役立つ」として立候補を表明しています。
- 福山氏(会社経営):参政党が推薦へ
- 藤川氏(無所属):「市民の声で決める市政」として立候補を表明しています。
かつて山中氏を支持していた主要政党が、現在は他の候補者の支援や推薦に回っていることから、出直しの道は容易ではない局面にあるとみられます。
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