ロシア連邦保安局(FSB)は13日、北海道新聞の記者をスパイ容疑で拘束したと発表しました。拘束されたのは、ロシア極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクに支局を置く30代の記者です。
この記者は、ロシアが「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナ侵略に関連し、クリル諸島(北方領土と千島列島)から動員または志願して参加した兵士や志願兵の数に関する情報を収集し、伝達しようとしていたと報じられています。ロシア当局の発表によれば、この記者は日本の情報機関の指示のもと、ロシアの安全保障を脅かす目的で国防能力に関する情報を収集していたと主張されています。
拘束の経緯については、記者がロシアから出国する前日にサハリン州で身柄を拘束され、その後、モスクワの裁判所に移送されたと伝えられています。裁判所は、この記者に対して2か月の勾留を認めました。
今回の事案は、過去の事例とも共通点が見られる内容です。2023年にも米メディアのウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記者がスパイ容疑で拘束された事例があり、今回の拘束も「防衛情報を収集」するなどの共通の文脈があると報じられています。
北海道新聞は、自社メディアとして唯一、日本人記者をサハリンに常駐させている状況にあり、今回の事態を受け「詳細は確認中だ。記者の安全確保を最優先に対応する」とコメントしています。
日本政府は、拘束された記者の安否や詳細な経緯について情報収集を急いでいます。14日、木原官房長官は記者会見で、在ロシア日本大使館および在ユジノサハリンスク総領事館を通じて、ロシア当局に対し「速やかな情報提供」を求めていることを明らかにしました。また、人道的な配慮や公正・公平な取り扱いについても申し入れを行っていると述べています。
ロシア側は、日本側が自国の記者を利用して情報を収集しようとする動きを「遺憾」と表現しています。
現在、政府は事実関係の確認を進めつつ、邦人の保護に向けて対応を続けています。
出典 ロシアがスパイ容疑で北海道新聞記者を拘束、裁判所が2か月の勾留認める…日本政府が情報収集急ぐ : 読売新聞 ロシアが日本人記者拘束「防衛情報を収集」 WSJ記者拘束と共通点 – 日本経済新聞 ロシア当局、北海道新聞記者拘束 サハリンで「スパイ容疑」(共同通信) – Yahoo!ニュース ロシア、道新記者を「スパイ容疑」で拘束 動員兵の情報収集と主張―「日本が記者利用」と遺憾表明:時事ドットコム ロシア、本紙記者拘束 当局発表 「安保脅かす情報収集」:北海道新聞デジタル 木原官房長官「邦人保護に万全期す」 ロシア、北海道新聞記者拘束:朝日新聞 ロシア当局が北海道新聞記者をスパイ容疑で拘束 サハリン州で拘束しモスクワに移送 道新「記者の安全確保を最優先に対応」 | TBS NEWS DIG 北方領土問題及びロシア当局による北海道新聞記者拘束に関する緊急要請書 | 新・国民民主党 – つくろう、新しい答え。
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