ロシア軍が、プーチン大統領の誕生日に合わせてウクライナ各地へ大規模な攻撃を行いました。この攻撃により、ウクライナ国内で多くの死傷者が報告されています。
攻撃の概要と被害状況
2026年10月7日、ロシア軍による大規模なミサイルとドローンの攻撃がウクライナ各地で発生しました。報道機関によって死者数の集計に幅がありますが、NHKは12人以上、日テレNEWS NNNなどの報道では少なくとも20人が死亡したと伝えています。
特に被害が大きかったとされるのが、ウクライナ北部のチェルニヒウ州プリルキです。ロシアのミサイル攻撃によって5階建ての集合住宅が破壊され、子ども4人を含む少なくとも18人が死亡したと報じられています。
また、東部ハルキウの住宅街でも空爆があり、6人が死亡し60人近くが負傷したほか、首都キーウやキロボフラード州のオレクサンドリア、ポルタワ州のクレメンチュクでも少なくとも6人が死亡したとされています。
攻撃のタイミングとゼレンスキー大統領の反応
10月7日は、ロシアのプーチン大統領が74歳の誕生日を迎える日でした。このタイミングで攻撃が行われたことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で「プーチンへの誕生日の“贈り物”としてロシア軍が住宅を破壊した」と皮肉を交えて非難しました。
さらにゼレンスキー大統領は、「プーチン大統領の誕生日の『贈り物』として、ロシア軍はプリルキの住宅を破壊した」とした上で、「ロシアはウクライナに大きな苦痛を与え、その様子を誇示しようとした。最も卑劣な攻撃の一つだ」と述べています。
一方で、攻撃のタイミングが意図的に誕生日に合わせて選ばれたことを示す証拠はないという見方もあります。
攻撃の標的と軍事的な動向
今回の攻撃でロシア軍が狙った主要な標的について、ゼレンスキー大統領はエネルギーインフラであったと報告しています。また、ロシア国防省は、オデーサ州の港湾および船舶修理のインフラ施設や、ウクライナ軍の作戦支援に利用されていたとされる船舶、軍事産業施設などを攻撃したと発表しています。
攻撃に使用された兵器について、ゼレンスキー大統領によると、弾道ミサイルを含む高速ミサイル70発と、数十機のシャヘド自爆型ドローンが発射されたとのことです。これに対しウクライナ空軍は、ジェットエンジン搭載ドローン46機のうち80%強を撃墜したと表明しています。ここ数週間の迎撃率は平均50〜60%だったため大幅な改善となりますが、改善の理由について空軍はコメントしていません。
こうした状況を受け、ゼレンスキー大統領は、人々の生命を守るために「パトリオット」用のミサイルといった防空支援が決定的に必要であると訴えています。
相互攻撃の激化と背景
ロシアとウクライナは、互いの領土やインフラを標的とした長距離攻撃を繰り返し行っています。ロシア側は、ウクライナによるロシアの民間人やインフラへの攻撃に対する報復として、軍事目標への攻撃を継続すると発表しています。特に首都キーウのドニプロ川にかかる橋梁などが標的となり、交通に混乱が生じていると報じられています。
対してウクライナ側も、ロシア国内に対する攻撃を続けています。ゼレンスキー大統領によると、過去24時間でペルミ州、サマラ州、アストラハン州にあるロシアの石油関連施設2カ所や訓練場など、ロシア国内の4カ所の標的を攻撃したとしています。
ゼレンスキー大統領はロイターのインタビューに対し、ロシアがウクライナの民間インフラに対する攻撃を激化させていることへの対抗措置として、ロシアのエネルギー関連施設を攻撃すると述べています。これは、ロシアの軍事作戦に必要な燃料や資源の供給能力を弱体化させることを目的としているとされています。
このように、双方ともに相手側のインフラや軍事拠点を標的とした攻撃を強めており、緊張状態が続いています。
出典 NHK TBS NEWS DIG ウクライナ各地に露軍が大規模攻撃…20人死亡 ゼレンスキー大統領「プーチンへの誕生日の“贈り物”」と皮肉交え非難(日テレNEWS NNN) ウクライナ各地に大規模攻撃、プーチン氏誕生日に「卑劣な攻撃」とゼレンスキー氏 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト ウクライナ各地に露軍が大規模攻撃…20人死亡 ゼレンスキー大統領「プーチンへの誕生日の“贈り物”」と皮肉交え非難 – トピックス|Infoseekニュース ロシア軍の今回の主要な攻撃目標はエネルギーインフラだった=ゼレンシキー宇大統領 プーチン大統領の誕生日に、キエフはミサイル攻撃に見舞われた。
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