プロサッカーJ1の東京ヴェルディは10月5日、城福浩監督(65)との契約を解除することを発表しました。今シーズンは開幕からリーグ戦8試合で4分4敗と勝ちがなく、19位に低迷していたことが背景にあると報じられています。
今回の決定についてクラブは、「第8節終了時点で19位という現状を重く受け止め、クラブの将来を見据えた総合的な判断としてこの結論に至りました」と説明しています。また、J1という舞台で戦い続け、さらに上を目指すというチームの目標を考え、強化部として決断したとしています。
城福監督は、東京ヴェルディにとって大きな功績を残した指導者でした。2022年6月に監督に就任し、2年目の2023年には昇格プレーオフを経て、クラブを16年ぶりとなるJ1復帰へと導きました。続く2024年にはJ1で6位という躍進を遂げていますが、2025年には17位となり、今シーズンは開幕から未勝利という厳しい状況が続いていました。
城福監督はクラブを通じて、「このタイミングでチームを離れるのは無念で申し訳ない気持ちでいっぱい」とコメントしています。また、「2022年シーズン途中からこの伝統あるクラブの再建と言う大役を仰せつかり、当初から楽な戦いはなかった中で、2023年劇的なJ1昇格を果たせたことは何にも代え難いものでした。J2時代からのサポーターが徐々に増えて行き、チームに大きな後押しをしてくれたからこそ成し得たものでした」と振り返っています。
さらに、共に歩んできた人々への感謝として、「共に戦って来た選手、スタッフ、ファン・サポーター、パートナー、クラブに関わる全ての方々に感謝します。難しい状況でも背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんと踊ったラインダンスは一生忘れません」と述べています。
城福監督のこれまでの経歴を辿ると、指導者としての実績は豊富です。1961年生まれの城福監督は、早稲田大学から1983年に富士通サッカー部(現在の川崎フロンターレ)に入団し、1993年に現役を引退して指導者の道へ進みました。1996年には富士通で監督を務めたほか、1999年にはFC東京に入り、日本サッカー協会への出向期間中は世代別代表の指揮も執りました。2007年にはU-17日本代表を率いてワールドカップを戦った経験もあります。
その後、2008年にFC東京の監督に就任。「ムービングフットボール」を掲げて2009年にはJ1で5位、ナビスコカップ優勝という成績を収めました。さらにヴァンフォーレ甲府でJ1昇格を実現させ、サンフレッチェ広島ではリーグ2位に導くなど、多くのクラブで実績を積み上げてきた人物です。
今後の体制について、10月7日に行われる天皇杯3回戦のガイナーレ鳥取戦については、森下仁志ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ることが決まっています。クラブは、今後の指揮体制について決定次第速やかに知らせるとしており、残りシーズンをクラブ一丸となって戦い抜く意向を示しています。
16年ぶりのトップリーグ復帰という劇的な物語を演出した城福監督の解任は、ファン・サポーターにとっても大きな衝撃となりましたが、クラブは「これまでの城福監督のご尽力に報いるためにも、これからのJ1リーグで巻き返しをはかるとともに、チームがさらに高みを目指せるよう全力で取り組む所存です」として、再起に向けた姿勢を強調しています。
出典 NHK 日本経済新聞 東京ヴェルディ、城福浩監督の解任を電撃発表!16年ぶりJ1復帰の立役者も今季は19位…無念を語る「これからと思ってました」 – Qoly-Sports&the Style 東京ヴェルディ 監督を電撃解任
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