プロゴルファーの岩田寛さんが、国内男子ゴルフツアーの「ドラッグストア・コスモスカップ」で今季2勝目を挙げました。この勝利により、岩田さんはツアー史上7人目となる「45歳以上での年間複数回優勝」という快挙を成し遂げています。
劇的な逃げ切りで掴んだ今季2勝目
2026年10月4日、静岡県のグランフィールズCC(7156ヤード、パー70)で開催されたドラッグストア・コスモスカップの最終ラウンドで、45歳の岩田寛さんは通算13アンダーで逃げ切り、優勝を果たしました。これは6月の「BMW日本ツアー選手権森ビル杯」に続く今季2勝目であり、ツアー通算では9勝目となります。
試合展開は、岩田さんが5打差の単独首位で最終日を迎えたことから始まりました。一時的にリードを6打まで広げましたが、終盤に追い上げを許します。特に18番ホールでは、2位の勝亦悠斗さんに先にバーディーを決められたことで、一時的に追いつかれる状況となりました。しかし、岩田さんは3メートルのバーディーパットを決め返して1打差で突き放し、初代王者の座を掴み取りました。
史上7人目の快挙とレジェンドへの敬意
今回の優勝で特筆すべきは、45歳以上の選手が同一シーズンに複数回の優勝を果たすという、極めて困難な記録を達成したことです。この快挙を成し遂げたのは、過去に杉原輝雄さん、青木功さん、尾崎将司さん、中嶋常幸さん、尾崎直道さん、藤田寛之さんの6人のみであり、岩田さんは史上7人目の快挙となりました。
岩田さんのこれまでのキャリアを振り返ると、通算9勝のうち7勝を40代で挙げていることがわかります。多くのレジェンドたちが名を連ねるこの記録について、岩田さんは「恐れ多い。まだまだ足元にも及んでいない」と、謙虚な姿勢を見せています。
精神的な攻防と優勝後の心境
大量リードを抱えて迎えた最終日でしたが、岩田さんは精神的なプレッシャーも受けていたようです。ホールアウト後のインタビューでは、「疲れました。大量リードは初めてだったので、どうなるか分からなくて。追いつかれるまで、そのままでいいやと思っていました。(途中で)ちょっと負けたかもと思いました」と笑顔で振り返っています。
また、18番で追いついた勝亦さんの雄たけびに闘志を燃やし、「この野郎と思いました」と語るなど、ベテランらしい執念と競争心が勝利を呼び込んだ形となりました。
豪華な副賞と今後の展望
今回の優勝に伴い、岩田さんは優勝賞金3000万円に加え、1400万円相当の高級車を獲得しました。今季、すでに1台のBMWを手に入れていた岩田さんは、今季2台目のBMWとなるこの副賞に「うれしい」と喜びを滲ませています。
また、今回の勝利によってポイント1位となり、欧米ツアーへの挑戦という新たな目標も見据えています。海外挑戦への執念から、週替わりでギアを変更するなど、常に進化を求める姿勢が現在の好調さを支えていると報じられています。
一方、1打差で2位となった勝亦悠斗さんは、自己最高の順位ながら初優勝を逃し、家族の姿に涙するなど悔しさを滲ませました。
出典
時事通信 スポーツ報知 スポーツニッポン 日刊スポーツ 西日本新聞 【男子ゴルフ】優勝賞金3000万円と1400万円の高級車ゲット 岩田寛「うれしい」今季2台目のBMW(スポーツ報知)|dメニューニュース(NTTドコモ) 45歳の岩田寛が逃げ切りで今季2勝目 勝亦悠斗2位|47NEWS(よんななニュース) 45歳の岩田寛が逃げ切りで今季2勝目 勝亦悠斗2位 (ゴルフ総合サイト ALBA Net) 【男子ゴルフ】岩田寛が6打差独走で折り返す ツアー史上7人目の45歳以降の年間複数回優勝へ | ゴルフ
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