STARTO ENTERTAINMENTは10月1日、所属アイドルグループ「timelesz」の猪俣周杜さんと、2026年9月30日付で専属契約を解除したことを公式サイトで発表しました。これにより、猪俣さんはグループを脱退することとなり、今後は残るメンバー7名で活動を継続します。
今回の契約解除に至るまでの経緯と、事務所が示した判断の背景について整理します。
逮捕報道から契約解除までの流れ
猪俣さんは、先月18日(あるいは19日)の夜、東京都江東区にあるコンビニエンスストアの駐車場に停めた車内で、知人女性の顔を殴るなどの暴行を加え、けがをさせた傷害の疑いで逮捕・送検されました。
逮捕後、所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTは当面の謹慎と活動休止を発表しています。猪俣さんは当初、「口論になり手が当たってしまったかもしれない。パニックになった」などとして容疑を否認していましたが、その後、被害者との示談が成立したとみられ、25日に留置先の警視庁東京湾岸署から釈放されました。
釈放後も、出演番組の放送差し替えや出演シーンのカット、CMの非公開など、メディア上では事実上の降板状態が続いていたと報じられています。そして逮捕から約2週間が経過した9月30日付で、正式に契約解除となることが発表されました。
注目される「刑事処分とは別」の契約違反
今回の事務所の発表で特に注目を集めているのが、契約解除の理由に関する記述です。事務所は、本人への聞き取りや事実関係の確認、協議を重ねた結果、「猪俣に弊社との専属契約上の重大な違反が認められ、契約に定める解除事由に該当すると判断」したとしています。
特筆すべきは、この判断が「刑事処分とは別に」なされたという点です。
事務所の説明によれば、猪俣さんは現在、処分保留で釈放され、捜査が継続している段階であり、「刑事上の処分は確定しておりません」としています。つまり、警察による刑事罰が確定したから解除したのではなく、事務所としての専属契約に基づき、別途「重大な違反」があったと判断して経営判断を下したという構成になっています。
この「刑事処分とは別に」という特異な書き方に対し、SNS上ではこの違反の中身について、被害女性をめぐるものかなど、さまざまな憶測が広がっていますが、STARTO社は詳細については明らかにしていません。
残されたメンバーへの影響と今後の体制
今回の決定について、事務所は「会社としての経営判断」であり、「その最終判断は他のメンバー7名に委ねたものではなく、かつメンバーに処分の責任を負わせるものではありません」と明確にしています。
また、他のメンバーが今回の問題となる行為を事前に把握していたかについても言及しており、「関与もしておりません」とした上で、「弊社が現時点で確認している限り、これを具体的に予見できるような兆候を認識していた事実も確認されておりません」と説明しています。
メンバーには契約解除に至った経緯と判断について説明がなされ、今回の決定を受け入れたということです。10月1日には、メンバー7名による記者会見が行われました。この会見において、菊池風磨さんは、相次ぐ誹謗中傷に対し「当事者が傷つくような発言がされてはいけない」と述べています。
一方で、今回の騒動に伴い、グループのライブBlu-rayおよびDVDの発売中止が発表されるなど、活動への影響も出ています。
事務所の姿勢と再発防止に向けて
STARTO ENTERTAINMENTは、被害を受けた方へ改めて深くお詫びするとともに、ファンやスポンサー、関係者の皆様への謝罪を表明しました。
また、今回の事態を「極めて重大な事態」と受け止めており、「エンターテイメント業界で活動していくことはファンの皆様をはじめとするご関係の皆様に支えられて初めて成り立つものという基本的な考え方を改めて所属タレント全員に徹底すべく、弊社としての取り組みの拡充を図ってまいります」として、管理体制の強化に努める方針を示しています。
あわせて、猪俣さん本人および被害に遭われた方への過度な取材や、誹謗中傷を控えるよう呼びかけています。
出典 中日スポーツ 中日新聞 日刊スポーツ テレビ朝日 ZAKZAK スポーツニッポン 日テレNEWS 朝日新聞 音楽ナタリー サンケイスポーツ
ピックアップ記事



