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高崎山のサル社会に異変か、初のメストップ誕生の経緯と背景

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大分市にある高崎山自然動物園において、これまでオスザルが「ボス」の地位を占めてきたサル社会に大きな異変が起きていると報じられています。1953年の開園以来、初めてメスザルが「群れのトップ」に就任するという、異例の事態が発生しました。

目次

初の「メス・トップ」誕生の経緯

今回の異例の事態の中心となったのは、B群に所属する8歳のメスザル「ヤケイ」さんです。人間でいうと20代半ばに相当するというヤケイさんが注目され始めたのは、2021年3月の出来事がきっかけでした。

報道によると、ヤケイさんは当時B群の「婦人会会長」という立場にあった母ザルと激しい喧嘩になりました。この争いにおいて、ヤケイさんが母ザルを激しく攻撃したことで、メスザルのトップに躍り出たとのことです。当時の状況について、「最後は娘の方が圧倒して、(母ザルが)悲鳴を上げて逃げるような状況」であったと伝えられています。

振る舞いに現れた「権力」の変化

トップに就いたヤケイさんの行動には、これまでのメスザルには見られなかった特徴が現れています。

特に象徴的なのが、尻尾を上げて近づいてくる動作です。これについて、「尻尾上げているのは、自分が偉いんだぞっていう、すごいな。メスで尻尾上げるのは非常に珍しい」と評されています。また、通常は上位のオスザルが座ることが多い切り株の上で、エサをほおばる場面も見られるようになっています。

なぜ今、社会構造の変化が起きたのか

なぜこのような異例のトップ誕生が起きたのかについて、いくつかの背景が考えられています。

まず挙げられているのが、群れの中での世代交代です。現在のボスザルなどが高齢化していることがあり、その隙に若きメスのヤケイさんがトップに躍り出たという見方があります。

こうした状況に対し、関係者は「私たちも正直なところびっくりしている。少しずつサルの社会も変わってきているのかもしれない」と述べており、従来のオス中心の社会構造に変化が生じている可能性が示唆されています。

高崎山におけるその他の注目個体

また、社会的な地位とは別に、園内で行われる「サル選挙」という企画でも注目を集める個体がいます。日刊スポーツの報道によれば、人気ザル部門(メス)において、昨年5月に誕生した0歳のザル「アマビエ」さんがトップ当選を果たした事例も報告されています。

高崎山では、個々のサルの人間のような役割や個性が注目される一方で、今回のような権力構造の劇的な変化が起きるなど、野生動物の社会としてのダイナミズムが観察され続けています。

出典 日テレNEWS サンケイスポーツ 日刊スポーツ

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